BALLY銀座でSHOK-1の個展を見てきた!11/11(日)まで(東急プラザ銀座)
●BALLY銀座2Fへのアクセス
BALLY銀座は東急プラザ銀座1Fにあり数寄屋橋交差点からも見えるのでわかりやすい場所だと思います。ですが東急プラザ銀座にめったに行かない私は最初エスカレーターに乗りフロアーへ行くとそこは3F、アレ?個展が開催されている場所がBALLY銀座2F・・・?どうやって行くのか?よくよく調べるとBALLY銀座1Fのお店の中からじゃないと2Fへ行けないことが判明!BALLY銀座外観の壁にディスプレイされたもSHOK-1作品のX線頭がい骨!?を横目にお店(1F)から個展が開催されている2Fへ進みました。
●BALLY銀座2FでSHOK-1の個展
BALLY銀座1Fの店内奥にあるグレーの壁に視線を向けるとSHOK-1のロゴが見えました。この壁沿いに階段があるのでそこが入口のようです。
この個展があるまではSHOK-1さんの存在は知らなかったのですがイギリス人のストリートアーティストで自身で撮影したX線写真をフリーハンドによるスプレーで壁に作品を描くことで有名なのだそう。応用化学の学位を取得されていて謎のベールに包まれた30年以上のキャリアがある方のようです。個展の作品は21世紀における健康的な、または病的な状態を表現されているのだとか。健康と病的って正反対なイメージですがアーティストならではの感性なのでしょうか。
2Fへと通じる階段へ歩を進める途中にもSHOK-1の作品が展示。靴とリュックサックのX線(レントゲン)って斬新!日常使っているものがX線に写しだされた状態ってなかなか見る事がないですよね。自分なりのイメージですが空港で荷物チェックをしているお仕事の方はこんな風に見えているかな。
階段を上がり2Fへ着くとまず目の前に数寄屋橋交差点付近が見えてナイスビュー!思わずわぁ~っと声が出そうになりますが想像よりも広い会場は声を発したらかなり響きそうなので自粛。1・2歩前へゆっくり進むと白を基調とした空間の壁沿いにSHOK-1のモノクロ作品がより引き立つように展示されているよう。奥の作品がいいねマークに見えるのは私だけでしょうか?この右奥に他の作品が展示されてます。
右手の作品を見ると陽気なアロハポーズに見えますが小指が異常に長い。あれ?関節が1つ多いような・・・。
左手の作品を見ると頭がい骨が通行人の男女2人を見つめているような作品。実際に歩いていて頭がい骨の視線を感じたらと思うとめちゃくちゃ怖い。頭がい骨の両目には銃口が向けられているのはなぜだろう。
最初に目に留まった奥の展示作品を見ると、やっぱりいいねマークに見える。でも右下に何か落ちているものが。銃弾に見えるような。
左側のいいねマーク!?の先にはピースサインと肋骨が折れている作品。痛そう。ちなみに私が行った時は誰もいなかったのでゆっくり作品を見る事ができました。他にお客さんがいても作品との間隔がほどよく保たれているから見やすいかも。
肋骨の折れ具合が気になったので作品に近づいて見ると・・・作品名が“stolen heart”日本語訳を調べると“盗まれた心”。肋骨が折れているわけではなく心臓がなくなっていたのだ。心が盗まれるほどのトキメキで心臓そのものが無くなるんてスゴイ発想。冒頭画像のある部分とは心臓が正解でした!右側にはカラフルなお花たち。
この流れでお花を見ると淡い恋心を現しているのかな?なんて思ってしまう。カラフルな色合いを見ていると同じ花でも別の花に見えてくるから不思議。作品名が“thorns”日本語訳を調べると“とげ”美しいものにはとげがある!?
奥に進むとモノクロと青い色合いの作品が展示。左側がピースサインをしている手のX線、その右隣には先程カラフルな展示でもあった“thorns”(とげ)青白い神秘的な色合いだから海の中を彷徨うたんぽぽの綿毛に見えるのは私だけだろうか?
もう少し近づいてみた。ピースサインもじっくり見ると放射状に光を放ってトロフィーのように輝いて見えるような・・・。そしてとげの花もシースルーの衣装を身にまとったダンサーが手を広げているようにも見えるな・・・。*あくまで個人主観です。
右側の骨盤の作品には背骨の延長線上に歩く男性の姿。通行人の男性を見ると作品の大きさがイメージしやすい。骨盤もここまで大きいとかなりの迫力!
その左隣にはメガネをかけた宇宙人!?のような青い発光体は口下手っぽいから階段に座る女性を見守っているのかな。モジモジしていてちょっと可愛い。
一番左端の男女が眺めている作品は動物!?の頭のX線らしく上下に生えている歯がありますがユニコーンのように角みたいなものが生えているのようにも見えます。何の動物なのだろう。
このX線の作品は恐竜の頭のような物体に手話をコラボしているような。でも右下の通行人の女性を飲み込もうとしているようにも見えますね。
ここで全ての作品を見終わって約15分くらい。誰もいないこともあってゆっくり見る事ができました。SHOK-1の独特な世界観でしたがストリートアートの前を通り過ぎる人も含めて1つの作品となり体の一部にX線を通すと神秘的かつ儚さを感じました。自分自身もいつか骨になる日がくるから後悔しないように過ごさないと。そんな風に感じたSHOK-1の個展作品でした。11/11(日)までの無料開催なので気になる方はお早めに!
SHOK-1